テープレコーダーは様々な場所に隠されたアイテムであり、3階のPCルームで再生することができる。 テープを再生している間はゲーム内の時間は進まない。 内容は、本編中で明らかにできない登場人物の過去や世界観に関する裏話である。
ヤンデレちゃんの家の地下室の隅に落ちている。合計2本。 Ryoba Aishiがヤンデレちゃんの父親を誘拐してきた時の会話と2人が娘を日本に残しアメリカに旅立つ時の会話が残されている。
(うめき声) 「ああ、ダーリン!やっと目が覚めたのね!」 「……ああ……何?」 「寝顔を見るのはいつでも楽しいけれど、6時間もすると少し飽きちゃうわ。」 「何が起こってるんだ?ここはどこ?」 「ここは地下室よ、ダーリン!私のお母さんはこの地下室を私たちの家に作るためにとても苦労したんですって!」 「何を言っているんだ?これはなんだ!?俺は椅子に縛られてるのか!?」 「そうよ、ダーリン。これはお母さんがお父さんをここへ連れ込んだとき彼の為に作った椅子なの。そして今はあなたが座ってる!とってもロマンチックじゃない?」 「…君は…最近テレビに出てたあの子か?えっと…Aishiさん?」 「やだ、そんなにかしこまらないでダーリン!下の名前で呼んでくれていいのよ。知っているでしょう?」 「ああ神様……こんなの嘘だよな?全てあのジャーナリストの言ったとおりだったってことか?」 「言ってるでしょ。名前を呼んで。ダーリン。」 「ごめん、俺は君のこと良く知らないよ…」 (ナイフの音)「呼んで。私の。名前を。」 「リョ…Ryoba!Ryoba!」 「ああ…あああ……」 「な、何…?」 「ああダーリン!あなたがそう言ってくれるのずっと待ってたの!テープで記録しておいてよかったわ!」 「なんだ…俺に何を求める?俺はお前の次の犠牲者なのか?」 「犠牲者?そんなわけないじゃない、ダーリン!あなたは私が今までずっと守ってきた人よ!」 「守ってきた……?つまり…学校のあの女の子たちは……」 「そうよ、ダーリン!あいつらは私たちの愛を邪魔して来たでしょ!全部排除しなきゃいけなかったの。」 「愛!?でも俺たちはこれまで話したことすらないじゃないか!」 「分かってるわ、ダーリン!初めてのおしゃべりに私とってもワクワクしてるの!色んな初めてが待ちきれない!私たちの初めてのデート、初めて一緒にお食事、初めてのキス、初めての…うふふ……」 「……Ryobaちゃん…誰かを愛しているなら、誘拐して椅子に縛り付けるなんてダメだよ!」 「さてダーリン、あなたが逃げ出そうとなんてしないように、私他に何をすべきかしら?」 「お願い…お願いだ、解放してくれ。警察には言わないって約束する。」 「ごめんなさいダーリン!あなたが私から離れていかないって100パーセント確信できるまで、椅子からは解放してあげられないの!これからあなたは私の目の届くところにずっといてもらうわ!ずっと一緒…永遠に!」 「え、永遠……?」 「そう!……あっ!テープを変えなきゃいけないみたい!ちょっと待っててねダーリン…ふふ……」
(声と雑音) 「あっ、ごめんなさいあなた。驚いた?ふふっ」 「君が入ってくるのに気付かなかったよ…。」 「もう何年も立つのに、まだ私のことが分からないの?、もう慣れたと思ったのに……」 「はあ、君は見られないようにするのが生きがいだものな……」 「ここで何をしていたの?あっ!それって私たちの古いテープよね!うふふ…素敵な思い出を懐かしんでいたの?」 「……ああ…君にとってはそうかもね…」 「私も今日、懐かしいと思うような出来事があったのよ、あなた。何十年も見かけなかったある人に出会ったの!…こんなに経ってからやっと初めて再会したのよ。」 「誰のことを言っているんだ?」 「あらら!妬かせちゃったかしら!最愛の奥さんが奪われるんじゃないかって心配している?」 「それは…絶対にない!そんな心配はしない。」 「まああなた!すっごく嬉しいわ!」 「まあいい……それで、誰に会ったって?」 「それは空港に行きながら話しましょう、あなた!」 「なんだって、空港!?」 「ええそうよ!早く荷物をまとめて!これからアメリカに行くんだから!」 「そんなの無理だよ!仕事はどうする気だ?」 「心配しなくていいわ。もう上司に電話して少しの間旅行するって伝えたから。彼はちゃーんとわかってくれたわ!」 「帰りはどれくらいになるんだ?」 「分からないわ!どれだけ早くアイツを見つけられるかによるわね……」 「アヤノのことはどうするんだ?明日は高校の初日だろ!」 「あの娘が私に似たなら、自分のことぐらいちゃんとできるわ!ああ、あの娘に素敵な出会いをしてほしいわ!私たちが帰るまでにボーイフレンドなんか作ってたらいいわね!」 「……それはないと思う…」 「なにか言った、あなた?」 「な、なんでもないよ!」 「ほらあなた急いで!私たちもう行かないと!」 「おい、テープを片づけていかないのか?そこら中に散らばってるけど。」 「そんなの気にしないの!」 「娘が聞いたらどうするんだ?」 「私、あの娘がそうしてくれたらいいなと思ってるの!」 (足音) 「…あれ?スイッチが入ってる…レコードにぶつかっちゃったのかな……」
学校の様々な場所に落ちている。合計10本。 ジャーナリストの過去とRyoba Aishiが一度は逮捕されながらも無罪を勝ち取った時のことが語られている。
まだ動くようだ… …録音できるうちに話しておいた方がいいということだな… 最後に使ってからどのくらい経ったのだろう? 少なくとも20年か…30年くらいか? あの頃はよかった。私はまだ若かったし。将来は輝いているように見えた。 夢を追いかけたこと、約束された地位…幸せだったことを思い出す。 もしあの時に戻れたなら…私はどんなことをしただろうか? わかっている。すべてはもう終わったことだ。 私はあの事件に…あの少女に関わるべきじゃなかった…。 彼女を追うことは間違いではいなかった…だが彼女に関わらなければ、私は地位を失うことはなかっただろう。 事の始まりはいつだったか?それは…1989年の春のことだったと思う…。 調査報道員として一番脂が乗っていた頃だった。 私はとある地方高校での殺人事件を耳にした。警察はまだ手掛かりを掴めていなかった。 そこで私は独力で調査を行うことにした。英雄にでもなりたかったんだろう…。 …それが人生最悪の失敗だったとも知らずに。
校長室のゴミ箱の中にある。合計10本。 コウチョウがアカデミ高校の校長に就任してから現在に至るまでの遍歴について語られている。
うーん…どこから始めるべきだろう?うん…最初から始めるべきだな! 私の名前はコウチョウ・シュヨナ、アカデミ高校の校長にたった今選ばれたところだ! 正直に言うと、こんなことが起こるなんて思ってもいなかった! 夢じゃないってわかるまで自分をつねっていたよ! この数か月間全国でこの学校のことが話題になっていた。 『日本で最も優秀生徒のみが入れるエリート高校』 『明日のリーダーの座が約束された若い男女のための場所』 『一流の教育施設にするために設立された学校』 控えめに言っても野心的な事業だよ! だけど最も衝撃的だったことはあのサイコウ・コープが出資していることだ! 電機企業が学校を設立するなんて誰が想像できただろう? 最初、私は長期のビジネスプランの一環なのかと思ったんだ。 日本で最も有能で輝ける生徒を集めて、次世代の従業員を養成するためにこの場所を作ろうとしているのではないか…と。 だがそれは全くの見当違いだった。サイコウ氏本人から真実を聞いたのだ! そう!サイショウ・サイコウ氏に直接会ったんだ!まだ震えが止まらないよ! まるで…ダ・ヴィンチや…エジソンに会ったようだった! 彼の発明や開発の数たるや数えきれないほどで、我が家にサイコウのロゴがついていないものはない! そのアイデアや発明は世界を変えた…こんな人は100年に1人しか生まれない! とにかく…彼が学校を作った理由は…衝撃的だった! それは公式に言及されてはいないが…秘密にしろとは言われてないから…ここで言ってしまおう! 彼の娘だ! すべては彼の娘のためなんだ! 彼は自分の命や数十億ドルの企業帝国よりも彼女を大切にしている。 彼女の夢を叶えるために、彼女の趣味に合った高校を作っているんだ。 学校の名前、立地、建物のレイアウトさえ…すべて彼の娘によって選択された。 彼の目的は彼女のアカデミ高校で過ごす数年間をベストなものにすること。 彼女は誰を入学させるかを決め、校則を定め…入学初日から生徒会長を務めるのは間違いない。問答無用だ。
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