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テープレコーダーは様々な場所に隠されたアイテムであり、3階のPCルームで再生することができる。
テープを再生している間はゲーム内の時間は進まない。
内容は、本編中で明らかにできない登場人物の過去や世界観に関する裏話である。

**地下室のテープ [#u6b31a46]
ヤンデレちゃんの家の地下室の隅に落ちている。合計3本。
Ryoba Aishiがヤンデレちゃんの父親を誘拐してきた時の会話と2人が娘を日本に残しアメリカに旅立つ時の会話が残されている。
#region("日本語訳")
*地下室のテープ1 [#c23ab009]
(うめき声)
「%%%ああ、ダーリン!やっと目が覚めたのね!%%%」
「……ああ……何?」
「%%%寝顔を見るのはいつでも楽しいけれど、6時間もすると少し飽きちゃうわ。%%%」
「何が起こってるんだ?ここはどこ?」
「%%%ここは地下室よ、ダーリン!私のお母さんはこの地下室を私たちの家に作るためにとても苦労したんですって!%%%」
「何を言っているんだ?これはなんだ!?俺は椅子に縛られてるのか!?」
「%%%そうよ、ダーリン。これはお母さんがお父さんをここへ連れ込んだとき彼の為に作った椅子なの。そして今はあなたが座ってる!とってもロマンチックじゃない?%%%」
「…君は…最近テレビに出てたあの子か?えっと…Aishiさん?」
「%%%やだ、そんなにかしこまらないでダーリン!下の名前で呼んでくれていいのよ。知っているでしょう?%%%」
「ああ神様……こんなの嘘だよな?全てあのジャーナリストの言ったとおりだったってことか?」
「%%%言ってるでしょ。名前を呼んで。ダーリン。%%%」
「ごめん、俺は君のこと良く知らないよ…」
(ナイフの音)「%%%呼んで。私の。名前を。%%%」
「リョ…Ryoba!Ryoba!」
「%%%ああ…あああ……%%%」
「な、何…?」
「%%%ああダーリン!あなたがそう言ってくれるのずっと待ってたの!テープで記録しておいてよかったわ!%%%」
「なんだ…俺に何を求める?俺はお前の次の犠牲者なのか?」
「%%%犠牲者?そんなわけないじゃない、ダーリン!あなたは私が今までずっと守ってきた人よ!%%%」
「守ってきた……?つまり…学校のあの女の子たちは……」
「%%%そうよ、ダーリン!あいつらは私たちの愛を邪魔して来たでしょ!全部排除しなきゃいけなかったの。%%%」
「愛!?でも俺たちはこれまで話したことすらないじゃないか!」
「%%%分かってるわ、ダーリン!初めてのおしゃべりに私とってもワクワクしてるの!色んな初めてが待ちきれない!私たちの初めてのデート、初めて一緒にお食事、初めてのキス、初めての…うふふ……%%%」
「……Ryobaちゃん…誰かを愛しているなら、誘拐して椅子に縛り付けるなんてダメだよ!」
「%%%さてダーリン、あなたが逃げ出そうとなんてしないように、私他に何をすべきかしら?%%%」
「お願い…お願いだ、解放してくれ。警察には言わないって約束する。」
「%%%ごめんなさいダーリン!あなたが私から離れていかないって100パーセント確信できるまで、椅子からは解放してあげられないの!これからあなたは私の目の届くところにずっといてもらうわ!ずっと一緒…永遠に!%%%」
「え、永遠……?」
「%%%そう!……あっ!テープを変えなきゃいけないみたい!ちょっと待っててねダーリン…ふふ……%%%」
*地下室のテープ2 [#kfdf61fb]
「%%%おはよう、ダーリン!よく眠れた?%%%」
「ああ…いいやまったく…。この椅子はあまり…快適には見えない。」
「%%%あら…でも安心して!あなたが逃げないと確信したらすぐに、もっといいものにアップグレードするわ。%%%」
「…どうして」
「%%%何か言った、ダーリン?%%%」
「僕と一緒にいたいなら……どうして普通に話しかけてくれなかったの?」
「%%%ああ……信じてくちょうだい、ダーリン、私は世界で一番あなたと話したかったの!でも…あなたに近づこうとするたびに、私はただ...圧倒されるのを感じたの!心臓が飛び出さんばかりにドキドキして、一言もしゃべれなかった!%%%」
「%%%でも、もし私が実際にあなたに話しかけて、あなたが私の気持ちを拒絶したら…ああ、私の心は粉々に砕け散ってしまう!それは死ぬのと変わらない!そんなチャンスは絶対に逃したくないの、ダーリン…。%%%」
「…」
「%%%…ダ…ダーリン?%%%」
「Sumire、Moeko、Honami、Sumiko、Ritsuko、Ai」
「彼女たちは死んだ。もういない。君は彼女らから未来を奪った。」
「一人一人に、愛してくれる家族がいた。大切にしてくれる友達がいた。そして今、彼らの人生には決して埋められない空白がある。」
「HonamiがAkademiに入るためにどれだけ努力したか知ってる?Ritsukoがアスリートになるためにどれだけの犠牲を払ったか?Aiが歌の練習にどれだけの時間を費やしたか?」
「彼女たちは夢を実現するために人生を捧げた。そして今、その時間と努力はすべて無意味になった。君は、彼女たちが努力してきたこと、そして彼女たちの可能性をすべて破壊した。」
「...どうしてそんなことができたの?一度だけでなく、6回も。君にとって他人の人生など何の意味もないの?君は...罪悪感や羞恥心を全く感じることができないの?」
「%%%ダーリン...もし彼女らが私からあなたを奪ったら、私には生きる理由がなくなってしまう。それは死よりも悪い運命。私はその運命から自分を守っていた。彼女たちを殺したのは...正当防衛よ。%%%」
「正当防衛?今の自分の話を聞いているのか?考えてから発言しているのか?」
「君に好きな人がいて、その人に振られたり、その人が他の人と付き合ったりしても、それは死とは違う!」
&size(17){「''%%%私にとっては同じ事よ!%%%''」};
「%%%……私にとってはそうなの%%%」
「…どうして?どうしてそう感じるの?」
「%%%あなたを愛してるからよ。%%%」
「話したこともない人と、どうして恋に落ちるの?」
「%%%それは…複雑なのよ、ダーリン。…言葉にするのは難しいわ。どう説明したらいいのか...わからない。%%%」
「説明して」
「%%%…%%%」
「説明して」
「%%%…%%%」
「%%%...あのね...私は...この... それは...%%%」
「%%%…(ため息)…長くなりそうね。テープを変えないと。それから…すべてを話すわ。%%%」
*地下室のテープ10 [#ud89738c]
(声と雑音)
「%%%あっ、ごめんなさいあなた。驚いた?ふふっ%%%」
「君が入ってくるのに気付かなかったよ…。」
「%%%もう何年も立つのに、まだ私のことが分からないの?、もう慣れたと思ったのに……%%%」
「はあ、君は見られないようにするのが生きがいだものな……」
「%%%ここで何をしていたの?あっ!それって私たちの古いテープよね!うふふ…素敵な思い出を懐かしんでいたの?%%%」
「……ああ…君にとってはそうかもね…」
「%%%私も今日、懐かしいと思うような出来事があったのよ、あなた。何十年も見かけなかったある人に出会ったの!…こんなに経ってからやっと初めて再会したのよ。%%%」
「誰のことを言っているんだ?」
「%%%あらら!妬かせちゃったかしら!最愛の奥さんが奪われるんじゃないかって心配している?%%%」
「それは…絶対にない!そんな心配はしない。」
「%%%まああなた!すっごく嬉しいわ!%%%」
「まあいい……それで、誰に会ったって?」
「%%%それは空港に行きながら話しましょう!%%%」
「空港だって!?」
「%%%ええそうよ!早く荷物をまとめて!これからアメリカに行くんだから!%%%」
「そんなの無理だよ!仕事はどうする気だ?」
「%%%心配しなくていいわ。もう上司に電話して少しの間旅に出るって伝えたから。彼はちゃーんとわかってくれたわ!%%%」
「帰りはどれくらいになるんだ?」
「%%%分からないわ!どれだけ早くアイツを見つけられるかによるわね……%%%」
「アヤノのことはどうする?明日は高校の初日だろ!」
「%%%あの娘が私に似たなら、自分のことぐらいちゃんとできるわ!ああ、あの娘に素敵な出会いをしてほしいわ!私たちが帰るまでにボーイフレンドなんか作ってたらいいわね!%%%」
「……それはないと思う…」
「%%%なにか言った、あなた?%%%」
「な、なんでもないよ!」
「%%%ほらあなた急いで!私たちもう行かないと!%%%」
「おい、テープを片づけていかないのか?そこら中に散らばってるけど。」
「%%%そんなの気にしないの!%%%」
「あの娘が聞いたらどうするんだ?」
「%%%私、そうしてくれたらいいなって思ってるの!%%%」
(足音)
「…あれ?スイッチが入ってる…レコードにぶつかっちゃったのかな……」
#endregion

**ミステリアステープ [#rcbedf3c]
学校の様々な場所に落ちている。合計10本。
ジャーナリストの過去とRyoba Aishiが一度は逮捕されながらも無罪を勝ち取った時のことが語られている。
#region("テープの場所一覧")
-グラウンドの奥にある告白の木の後ろ
-体育館と告白の木の間辺り
-学校正面の右側
-学校正面の左側
-告白の木とランニングトラックの側、左側
-右の噴水とロッカーの間(2つ)
-左の噴水とロッカーの間(2つ)
-屋上の北側、中庭に面した手すりの側
#endregion
#region("日本語訳")
*ミステリアステープ1 [#u3b5fc42]
まだ動くようだ…
…録音できるうちに話しておいた方がいいということだな…
最後に使ってからどのくらい経ったのだろう?
少なくとも20年か…30年くらいか?
あの頃はよかった。私はまだ若かったし。将来は輝いているように見えた。
夢を追いかけたこと、約束された地位…幸せだったことを思い出す。
もしあの時に戻れたなら…私はどんなことをしただろうか?
わかっている。すべてはもう終わったことだ。
私はあの事件に…あの少女に関わるべきじゃなかった…。
彼女を追うことは間違いではなかった…だが彼女に関わらなければ、私は地位を失うことはなかっただろう。
事の始まりはいつだったか?それは…1989年の春のことだったと思う…。
調査報道員として一番脂が乗っていた頃だった。
私はとある地方高校での殺人事件を耳にした。警察はまだ手掛かりを掴めていなかった。
そこで私は独力で調査を行うことにした。英雄にでもなりたかったんだろう…。
…それが人生最大の失敗だったとも知らずに。
*ミステリアステープ2 [#f3f1ceca]
教師たちは校内の調査を許可しなかった。
彼らは学校の名声を守ることに必死だった。
殺人事件が起こったことよりも警察やマスコミが嗅ぎまわることで学校の評判に傷がつくことを何よりも恐れたのだ。
あるいは何かを隠していて、それを当局に探られたくなかったのかもしれない。
その日まで私はどうやって学校が校内の捜査を6時間のみに限定させたのかわからなかった。
聞いたところによると校長が捜査を早急に終わらせるように警察署に賄賂を贈ったということだった。
校長には色々と後暗い噂が絶えなかったが、白日の下に晒されたものは一つもなかった。
校内には立ち入れなかったので、生徒の登下校時に校門の外で情報を集めることにした。
ある上級生をはっきりと尾行している奇妙な少女に気づいたのはこの時だった。
私は彼女に注意を向けた。だが間もなく彼女の妨害を目の当たりにすることとなった。
*ミステリアステープ3 [#f3f1ceca]
校門から、その女子がただ先輩をストーキングする以上のことをするのを目撃した。
その女子は彼と話すあらゆる女の子をストーキングしたのだ。
生徒へのインタビューの間、私は女の子立ちに起こったことをチェックしていた・・・
彼女たちは、いじめられたり、退学になったり、学校に来なくなったりもした。
その女子がモップを持って走っているのをよく見かけた。
いつも何か汚いものをきれいにしているようだった。
その女子は、小細工や脅迫を使い、ある時は暴力さえ使って男の子の恋を妨害した。
彼女がそんな行動をしていなければ、殺人の可能性を見いだせなかっただろう。
女子生徒が、男子を一人にするために殺人してるなんて信じたくなかった。
しかし、証拠が物語っていた。
それは重要な情報のピースをみつけた瞬間だった。
学年の初めに殺された女子は、ストーキングされていた少年に恋をしていた。
パズルの最後のピースが埋まったのだった。
犯人を見つけ出したと悟った。
そして、調査結果をもって警察に行ったんだ。
長い話になったが、最終的に彼らを納得させその女子は拘留された。
*ミステリアステープ4[#f3f1ceca]
殺人女子学生というコンセプトはスキャンダラスで多くの注目を引き付けた。
彼女の逮捕は素早く全国に拡散された。
裁判は、メディア・サーカスと称された。私は事実上一晩で有名人になった。
公人にはなりたくなかったが、私の調査スキルは認めてほしかった。
注目が私のキャリアを飛躍させると、期待していた。
結局のところ、私は完全に間違っていた。
あの作為的な女子学生は見たこともない最高の演技をした。
彼女は泣き続け、すべての機会で、無知を装い彼女を狙ったすべての告発に対して一つの言い訳をした。
裁判所は彼女に恋をした。
メディアは彼女に恋をした。
全てのくそな国民は彼女に恋をした。
彼女は私を女子学生を視姦する、卑しい変質者と呼んだ。
私を名誉に飢えたイエロー・ジャーナリストと呼んだ。
私が煽情的な見出しのために彼女を殺人で告発したと主張した。
裁判所はその言葉をすべて信じた。
判決の日、彼女は無罪となり、全国民はくそみたいな祝日のように祝った。
*ミステリアステープ5[#f3f1ceca]
その日から、私は国家的な恥さらしとなった。
私は女子生徒をストーキングしキャリアアップのために監獄に送ろうとした好色なジャーナリストとして全国に知られることとなった。
すべての人間の見る目が嫌悪に満ちていると感じた。
私の家と車は何週間も連続で破壊され続けた。
言うまでもなく、私は二度とジャーナリストとして働けなくなった。
あの女子を逮捕した警察署も国家的非難の対象となった。
彼らは十分な証拠なしに誰でも逮捕する無能な愚か者として告発された。
それ以来ずっと、この街の警察は名誉を回復させるために極めて寛大になっている。
また高校の近くに行きたがらなくなった・・・ 短い時間を除いて・・・
しかし一連の経験の中で最悪なものはメディアや公衆からのものではなかった。
裁判後すぐに、法廷裏の路地に隠れてマスコミから逃れようとした。
一人の人間が私をみつけた。
ジャーナリストでもリポーターでもなかった。
それは、ちょうど無罪判決を勝ち取ったあの女子生徒だった。
あの日の少女の顔を忘れることができない。
顔は笑っていたが、その瞳はとても空虚だった。
空虚で魂がない、人形のような瞳。
カノジョはその身に1オンスの人間性さえ持っていないように見えた。
微笑みながら、彼女は私に言った・・・
「あなたを自殺に見せかけて殺す程度、簡単なことよ。二度と私の邪魔をしないでちょうだい。」
彼女はは振り向いて、他のことは何も言わずに去っていった。
*ミステリアステープ6[#f3f1ceca]
裁判の記憶が薄れる一年間ほどの間、私の生活は生き地獄だった。
最終t歴に憎悪は収束したが、まったくなくなることはない。
私がどんなに外見を変えても、いつも誰かが気づいてしまう。
雇用をみつけるのはほぼ不可能だった。
私はアルバイトを転々とし、自由時間は国家的なサンドバックにされた痛みを和らげるために、酒におぼれた。
将来の妻と出会ったのは、ちょうどその頃だった。
なぜ彼女が私を見ていたのか、理解ができなかった。
私は完全に落伍で、言うまでもなく全国の笑いものだった。
しかし、僕らが出会ってからすぐ、彼女はずっと私と過ごすことを望んだ。
彼女は私が視界から離れることを許さず、もし別の女が私を見ていたら、独占欲をむき出しにした。
私はすぐに彼女にすべてを依存するようになった。
間もなく私は彼女無しでは生きていかれなくなった。
私は確かに自立できるような状態ではなかった。
私は大きな赤ん坊の様だった。か弱く無力だった。
それに彼女が魅力を感じたなんて想像できるだろうか。
カノジョはきっと人を所有する感覚を体験したかったのだろう。
人間のペットが欲しかったのだ。
カノジョは熱れるに依存する相手を求めていたのだ。
数年たっても、私のような人間と過ごしたがる人がいるのを理解できなかったが、それは問題ではなかった。
私の欠陥を問題にせず、彼女は私を受け入れてくれた。
それは私が求める彼女のすべてだった。
私たちは出会って6か月ほどで結婚した。

*ミステリアステープ7 [#c6ac815a]
妻は一人娘を出産中に亡くなった。
妻を失った後、何を生きがいにすればいいのか、今でもわからない。
私は完全に妻にすべてを依存していた。
自分の面倒を見るのがやっとで、ましてや赤ん坊の世話なんてできなかった。
どうにかその数年間を乗り切った......。
......でも、今さらながら、私は仕事もできないダメな酔っ払いだ。
妻のせいで死んだと知りながら、自分の幼い娘を愛するのはとても難しかった。
私はひどい父親だったと確信している。
彼女は事実上、自分で育てなければならなかった。
私は娘と一緒に過ごす時間をあまり取ろうとしなかったし、娘の興味を知ろうともしなかった。
今でも、彼女のことをよく知らない。
彼女がどんな人間になったのかも知らない。
彼女の日常生活がどんなものかも知らない。
彼女がいつもパソコンに向かっていることは知っている。
自分で買ったんだ。あの年齢にしてはお金を持っているようだ。
どこから出ているのか聞くのが怖い。
ときどき服に血をつけて帰ってくる。
それが彼女の血なのか、誰かの血なのか、私にはわからない。
彼女のプライバシーを尊重するためでもあるが...
...ほとんど恐怖からだ。

*ミステリアステープ8 [#bc9862fe]
このことは誰にも話したことがない。
精神科医に診てもらったこともないし、打ち明けられる友人もいなかった。
たとえ時代遅れの機械に話しかけるだけだとしても、自分の気持ちを記録することが治療になると思ったんだ...。
...でも、これでは全然落ち着かない。
この経験で得た唯一のことは、過去20年間埋もれたままにしておいた怒りや憎しみが、再び表面に出てきたということだ。
もう以前のようには戻れないと思う。
くだらないアルバイトで時間を浪費し、酒を飲み、ソファに座って惨めな気分に浸るような生活には戻れないと思う。
こんな人生は送りたくない!
...でも、まだ死ぬわけにはいかない。
正義が果たされるまでは。
1989年のあの少女は......もう大人の女性なのに、若い頃の罪が罰せられることはなかった。
彼女のような怪物が人前を闊歩する世界で、私は生きていくことはできない。
彼女の真実を知っているのは私しかいないのだから、彼女を裁くことができるのは私しかいない。
私はまだ人を追い詰める方法を知っている。人の秘密を知る方法も知っている。真実を掘り起こす方法も知っている。
ここ数十年で初めて、自分には目的があると感じた。
自分の人生をどう使えばいいか分かった。
あの殺人犯に正義の鉄槌を下すか、死ぬかだ。
...この古い骨董品は、結局のところ、何かの役に立つのだ。

*ミステリアステープ9 [#q433d409]
彼女を見つけた。難しいことではなかった。彼女は地元から引っ越したこともない。
先週から彼女の後をつけまわしたんだ。
トリックさえ知っていれば、見つからずに尾行するのはそれほど難しくない。
唯一難しいのは、嫌悪感に飲まれずに彼女を見ることだ。
彼女が何をしでかしたのか...彼女の責任を考えると...怒りで目が見えなくなりそうになる。
今週はずっと、何かがおかしいと感じていた。
昨日、それが何なのか気づいた。
それに気づくのにこんなに時間がかかったことに驚いている。
彼女は歩いているときに突然方向を変えたり、理由もなさそうに1つの場所に留まったりするんだ。
私はその行動を認識している。私自身の行動だ。
彼女がしていることは分かっている。彼女は誰かをストーキングしている。
彼女の獲物が誰かを突き止めるのに時間はかからなかった。
高校を出たばかりの若い女性。
何か悪いことをしたのか知らないが、彼女は明らかに死ぬようマークされている。
私が何もしなければ、彼女は1週間以内に死ぬだろう。
殺人鬼が彼女につきまとっていることを警告したいが...。
過去の過ちは繰り返ない。
この怪物を有罪にして刑務所に送るには、彼女が殺人犯だという確固たる証拠が必要だ。
もし私がこの若い女性の命を救ったら、何の証拠も得られない。
私は彼女を死なせなければならない。
その時、私は現場にいて、彼女の殺人を撮影しなければならない。
それが必要な証拠をつかむ唯一の方法だ。
正義が果たされることを確認する唯一の方法だ。
しかし...これは本当に正義なのか?女性を死なせることが?
この怪物を逮捕しなければ、今後も被害者が増えるだけだ。
だから、最後にもう一度、彼女に殺人を犯させることが...正しいことなんだ...。
*テープレコーダー10 [#q4c70240]
私は愚か者だ!私はとんでもない愚か者だ!
私はだらしなくなった。彼女に捕まった。
私は彼女を追って路地に入った。物陰で彼女を見失った。
そのとき、背後から彼女の声が聞こえた......。
「お久しぶりです、ジャーナリストさん」
振り向くと、彼女は私のすぐそばにいた。
彼女は微笑んでいた。私はその笑顔に見覚えがあった。
1989年に彼女が私の命を脅かしたときとまったく同じ笑顔だった。
私はどうしていいかわからなかった。ただ振り返って走った。
30年近く続いた休戦協定を破ったんだ。
彼女は私が狙っていたことを知っている!
彼女が私を生かしておくはずがない!
警察には行けない。証拠もないのに、精神異常者のように思われるだけだ。
たとえ警察が私の話を聞いてくれて、彼女のことを調べてくれたとしても、何も見つからないだろう。
私の唯一の選択肢は、この町を去ることだ。
いや、もっと悪い。
私はあなたを探した。でも見つからなかった。
早く帰ってきてほしい。すぐに帰らなければならない。
今まで録音したものを全部集めて、あなたが見つけられそうなところに置いておくつもりだ。
そうすれば、少なくとも父親が突然いなくなった理由がわかるだろう。
彼女があなたに危害を加えて私に復讐しようとしないことだけを願う。
いつ戻れるかわからない。
戻ってくるかどうかもわからない。
彼女が獲物を狩るために海を渡ることを厭わないかどうかもわからない。
もしそうなら、彼女を罠に誘い込み、警察の前で本性を暴いてみる。それが唯一の望みだ。
自分のことは自分でできるはずだ。
もっと時間があれば、言いたいことは山ほどあるが、今は無理だ。
気をつけて。
...愛してる...。
#hr
DeepL.com(無料版)で翻訳しました。
#endregion

**校長のテープ [#md8b5b5e]
校長室のゴミ箱の中にある。合計10本。
コウチョウがAkademiの校長に就任してから現在に至るまでの遍歴について語られている。
#region("日本語訳")
*校長のテープ1 [#v312c1de]
うーん…どこから始めるべきかな?よし…最初から話そう!
私の名前はコウチョウ・シュヨナ、アカデミ高校の校長にたった今選ばれたところだ!
正直に言うと、こんなことが起こるなんて思ってもいなかった!
夢じゃないってわかるまで自分をつねっていたよ!
この数か月間全国でこの学校のことが話題になっていた。
『日本で最も優秀な生徒のみが入れるエリート高校』
『明日のリーダーの座が約束された若い男女のための場所』
『一流の教育施設にするために設立された学校』
控えめに言っても野心的な事業だよ!
だけど最も衝撃的だったのはあのサイコウ・コープが出資していることだ!
電機企業が学校を設立するなんて誰が想像できたと思う?
最初、私は長期のビジネスプランの一環なのかと思ったんだ。
日本で最も有能で輝ける生徒を集めて、次世代の従業員を養成するためにこの場所を作ろうとしているのではないか…と。
だがそれは全くの見当違いだった。サイコウ氏本人から真相を聞いたんだ!
そう!サイショウ・サイコウ氏に直接会ったんだ!まだ震えが止まらないよ!
まるで…ダ・ヴィンチや…エジソンに会ったようだった!
彼の発明や開発の数たるや数えきれないほどで、我が家にサイコウのロゴがついていないものはない!
そのアイデアや発明は世界を変えた…こんな人は100年に1人しか生まれない!
とにかく…彼が学校を作った理由は…衝撃的だった!
それは公にはされてはいないが…秘密にしろとも言われてないから…ここで言ってしまおう!
彼の娘だ!
すべては彼の娘のためなんだ!
彼は自分の命や数十億ドルの企業帝国よりも彼女を大切にしている。
彼女の夢を叶えるために、彼女の趣味に合った高校を作っているんだ。
学校の名前、立地、建物のレイアウトさえ…すべて彼の娘によって選択された。
彼の目的は彼女のアカデミ高校で過ごす数年間を最上なものにすること。
彼女は誰を入学させるかを決め、校則を定め…入学初日から生徒会長を務めるのは間違いない。問答無用だ。
この学校は日本で最高の教師と生徒を集めるだけでなく、父が愛する娘のために贈る輝かしい巨大な記念碑となるんだ!
はあ、なんとも泣かせる話じゃないか。
そしてその校長に私がなるんだ!
私にまだ志願書を送る勇気があったことに驚いているよ!
これは校長に求められる能力が他の役職に比べて驚くほど低かったからだと思う。
実際、サイコウ氏は2、3質問をしただけで私が適任だとおっしゃった。
少し懸念はあった…彼の娘が校長にある程度の外見や名声を求め、意見をして来るのではないか…と。
私が校長に適任だったとは思えない…なにか私が与り知らぬ事情があったのではないか。
このテープレコーダーを贈ってくれたことから見ると、サイコウ氏は私の不安に気が付いていたのだろうな。
彼の発明の一つだ。
精神的ストレスを受けた時、音声日記を残すことで精神が癒されることがあるとサイコウ氏は教えてくれた。
今まさに録音しているのはそのためだ。
実際…効果はあった!だいぶ気が楽になって来たよ!
なんだかおもしろいな…癖になりそうだよ!
彼が去り際に言ったことが未だに忘れられない。
彼は私をこう呼んでくれたんだ
『シュヨナ校長』…ってね。
はは…そう呼ばれ慣れるにはまだまだ時間がかかりそうだ!

*校長のテープ2 [#n2a73152]
あれ?すごい...こんなにホコリがたまっていたなんて。
まあ、自分はラッキーだと思うべきだろう。これを一度も使わないということは、何もかもがスムーズにいっているということだから、ガス抜きの必要性を感じないだけなのだ!
でも...今日、本当に気が狂いそうなことが起きたんだ...。
同僚にそのことを話すのは気が引けるんだけど...胸の内を吐き出したいんだ...だから...僕の考えを記録することが助けになるかもしれない!
今日、私はSaikou Corp本社を訪れ、ここ数年何十回となく行ってきたように、Saikou氏との定例ミーティングを行った。
しかし...今日は違った。彼は・・・怒っていた。口が悪く、短気だった。
あんな彼を見たのは初めてだった。彼は何も叱責しなかったし、私たちはただいつもの話題について話し合っただけだった...。
でも...ずっと、彼は爆発寸前のようだった。私は混乱し、心配し、そして...率直に言って...怖かった。
彼の秘書は私が動揺しているのを見ていたのだろう、会議の後、私は何も悪いことはしていない、Saikou氏は個人的なことで怒っているのだと、しばらく時間を取ってくれた。
普段の私なら、給料をもらっている人の噂話などしようとも思わないのだが...好奇心が勝ってしまい、彼女に詳細を聞いてみた。
彼女はすべての詳細を知っているわけではなかったが、基本的な概要を教えてくれるには十分だった。
その日の早朝、Saikou氏は最近卒業した娘と激しく口論した。
どうやら彼女は会社を継ぎたくないらしく、日本を離れて世界を旅することに決めたらしい。
自分が引退した後、会社を引き継ぐために必要な訓練を受けさせるために多くの資源を投入してきたのだ。
彼は、時が来れば娘に会社を継がせるという絶対的な信念を持っていた。彼女の決断は、長年の努力はもちろんのこと、計り知れない額のお金も含めて、彼の計画をすべて無効にしてしまったのだ。
Saikou氏は長い激論の末--というより、怒鳴り合いのようなものだが--娘と縁を切ると脅した。
「そのドアから出て行ったら、お前はもうこの家族の一員じゃなくなるぞ!」と言うと、しばらくして...彼女は何も言わずに事務所を出て行った。
Saikou氏は妥協を許さず、自分の望む結果しか認めない男だ。
今日から彼の娘は彼にとって死んだも同然なのだ。
彼の秘書は、Saikou氏が娘をどのように育てたかをもう少し詳しく教えてくれた。
幼い頃から、会社を経営する責任を果たすための訓練を受けさせていたらしい。
Saikou氏には息子もいるが、息子には娘のような教育はしなかった。
その代わり、息子にはごく普通の子供時代を与えた...おそらく娘にしたことへの罪悪感からだろう。
しかし今、彼は息子の人生の方向性を急速に変える準備を進めている。そうすれば息子は、姉が生涯をかけて身につけた特徴やスキルを身につけることになる。
一番不思議なのは……Saikou氏の娘が世界を旅したがる理由だ。
秘書が何度も耳にしたのは、「妹」という言葉だった。
どうやらSaikou氏のご息女は、「世界のどこかに妹がいる…妹を見つけなければならない…」と、絶対に確信しているようなのだ。
しかし...Saikou氏のご子息は二人しかいない…だから…妹がいると言うなら…。選択肢は3つある。
比喩的に言っているのか、妄想なのか、隠し子がいるのか。
...この時点で、秘書は言い過ぎたと判断し、話を止めた。
私は危険な領域に足を踏み入れ始めたような気がしたので、これ以上詮索しないことにした。
答えよりも疑問の方が多くなってしまったが、少なくとも彼がなぜあれほど怒ったのかはわかった。
娘を失うということは、10年以上のお金、計画、努力とともに、とてつもなく辛い経験に違いない。
でも、この話を聞いた後では...彼を以前と同じように見ることは難しいだろう。
彼は、娘に完璧で理想的な高校生活を送らせるためにAkademiを作ったと言っていた。でも...今となっては、それは単なる偽装工作だったと思う。
Akademiを作り、娘を生徒会長にしたのは、組織の責任者としての経験をさせるためだったのだと思う。
娘を完璧なCEOにするための、もうひとつの...もうひとつのステップだ!訓練シミュレーションだ!
そして今、彼は息子にそのプロセスの加速版を体験させようとしている。ああ、かわいそうに...
…彼女が父親に逆らい、すべてから逃げ出しても、私はまったく驚かない…
…でも結局、彼女が父親の願いを拒んだのは、プレッシャーでもストレスでもなかった…妹がいるという奇妙な観念だった…ストレスが彼女を狂わせたのかも?
何よりも不思議なのは、Saikou氏にもう一人娘がいることを想像すると、その娘の姿が浮かんでくることだ。
でも…彼女のことを長く思い浮かべると頭が痛くなるんだ。本当にゾッとする。
…もしAkademiが一人の女の子のためだけに作られ、その女の子が卒業したとしたら...その先はどうなるんだろう?
学校が閉鎖されるんじゃないかと心配してたんだけど……どうやらSaikou氏は、いつも通りに仕事を続けて欲しいようだ。
この学校を卒業した生徒の多くが、卒業後すぐにSaikou Corpから内定をもらっている。
腹も立たないし、悲しくもない。
…まあ、楽な仕事だし…給料に関しても申し分ないし…とりあえず、今のままでいいかな。
誰もこのテープを聴くことはないだろうけど、自分の考えを録音して、気分がすっきりした!ほっ!
Saikou氏のプレゼントは、やっぱり何かの役に立ったようだ!聞いてくれてありがとう、テープレコーダーさん!ははは!
とはいえ、もう二度とお世話にならないことを祈ります。あはは!ああ...

*校長のテープ3 [#jc82066a]
…すごい。
すべてが本当に…こんなに…簡単に…崩壊するのだろうか?
カメラ…インタビュー…警察…。
…こんな人生は嫌だ。
この数年は...完璧だった。なぜこんなことに?
これは…私のせいじゃない!…本当にそうなのか…?
私の学校なんだ。私が校長なんだ。私には責任がある。でも…。
こんなことになるなんて…。こんなことにならないために、私に何ができただろう?
殺人犯だ。殺人犯が…私の学校にいる。
消えた女子達は…認めたくはないが…当てはまる。
彼女たちは…おそらく…亡くなったのだろう。
…亡くなったんだ!
私は…。
…私に何かできただろうか?止められただろうか?彼女たちを救えただろうか?
私がもっと…用心深かったら?もっと厳しく身元調査をすれば?
…つまり、どうすればいいんだ?すべての廊下に金属探知機と監視カメラを設置しろと?毎時間、全生徒の精神チェックをするのか?
どうやって準備するんだ?できないに決まってる!これは…その…うーん、もし誰かがただ狂っているだけ、ただ…正気でないだけなら、私にはどうにもできない!
これは、誰のせいでも何でもない、ただ…そうなってしまったんだ!この事件は…。
誰のせいでもない。
誰も悪くない。
この事件は…。
…私のせいじゃない…。

*校長のテープ4 [#p070ab16]
なんだ…とんでもない汚点だ!
無罪?無実だと?あいつに無罪判決だと?
あいつが犯人だ あいつが犯人だ!
あの女、あの…モンスター!あんなに人を…操る女は見たことがない!
あいつは全員を騙した!全員、あの女の手のひらの上で踊らされた!
なんて…茶番だ…。
人々は死んだ。将来を嘱望された若者たちが……私が責任を負っていたのに……!
あいつがやったんだ。あいつがやった、あの女しかいないんだ!その血はあの女の手の上にある!
そして今…彼女は自由の身なのか?あの狡猾な…あの野郎!
そして今…あいつは自由の身なのか?あの狡猾な…あの野郎!
あいつを学校に戻せと?壇上に立ち、卒業証書を手渡せと?
Saikou氏は、もう放っておけと言っていたが、私は…私は、できない!
放っておけない!あいつは人を殺し、そしてそれを許された!
信じられない…ちくしょう、こんなこと…。
これで幕引きになるはずだったのに…これで幕引きになるはずだったのに…。
…ちくしょう…ちくしょう…ちくしょう…。

*校長のテープ5 [#r8989eb0]
…うう、録音ボタンを押すまで、こんなに情けないことだとは思わなかった…。
…うう…苦しいことが…ある…話したい…でも、周りにいるのは会社の同僚だけ…。
部下の前で弱みを見せるわけにはいかないから、誰かに聞いてもらいながら話したいときは、テープレコーダー、これを使うしかないんだ。
あぁ神様…。
問題は…入学希望者が減っていることだ。ここ数年はそれほど悪くはなかったのだが、今は…開校以来初めて、入学者数が前年を下回っている。
これが……私の唯一の長所だった。そして今、私はそれを見ている...死んでいくのを。
この学校は……私の唯一の長所だった。そして今、私はこの学校が衰退していくのを茫然と見ている。
衰退が始まった正確な瞬間を特定できる。あの裁判だ。あの…クソ裁判。マスコミがここを 「殺人学校」と呼び始めた途端、我々の運命は決まった。
唯一の容疑者は無罪となり…世間は犯人はまだ逃走中だと信じている。連続殺人犯が野放しになっているかもしれない学校には、誰も通いたくない!
しかし、それは…6年前のことだ!6年前だ!それ以来、事件は起きていない!ここは安全なんだ!
うっ、どうすればいいんだ?学校の玄関に 「6年間殺人事件なし。もうみんな戻ってきてもいいよ!」って張り紙でもすればいいのか?うう…。
私たちには勢いがあった。出世街道を歩いていた!我々は…昇進していた。昇進していたんだ!ハーバード大学やイェール大学のように国際的に有名になる道を歩んでいた!
しかし、あの裁判が…勢いを失わせた。一度勢いを失うと、それを取り戻すのはほとんど不可能なんだ。
(ため息)
時々私は…あのジャーナリストが何も言わなければよかったと思うことがある。
もし彼が黙っていたら、ただ…ただ彼女にすべてを任せていたら…メディアは騒がなかっただろう。ただ…不可解な失踪事件があっただけで、数ヶ月後には忘れ去られていただろう。しかし…
…いや、彼は私たち全員を大スキャンダルに巻き込まなければならなかった!
もし、誰か…誰か適当な人間が、これらの殺人で有罪になりさえすれば…そうすれば…もしかしたら…Akademiの周りで連続殺人犯が野放しになっているという観念が、最終的になくなるかもしれない!
…ああ、ちくしょう…私は何を言ってるんだ?本心で言ってるわけじゃないんだ。ただ…この…この状況全体が…私を…うっ…。
記者のせいでも、裁判所のせいでも、私のせいでもない。
これはあの女の責任だ。
全部…あいつの…せいなんだ。

*校長のテープ6 [#vd526ea1]
私はあいつを見た!あの女だ、また見たんだ すべての元凶だ 私は、私は…。
…おそらく…私は…最初から話そう。
毎週、Saikou Corp本社に行き、Akademiの打ち合わせをしている。
今回は予定より数分早く着いた。
秘書の女性に、早くミーティングを始めてもいいかと尋ねたのだが……断られた……。
秘書は、Saikou氏は私の直前に別のアポイントメントがあるので、その順番を待たなければならないと言った。
私は席に座り、待ち始めた。その時…あいつが部屋に入ってきた。
あれから10年…あの女のことを考えない日はなかった。
私のすべてを台無しにした人間。
あいつは老けていたが、それでもあの女だとわかった。
あいつは一瞬私のほうをちらっと見て、そして…目が合った。
その女はにやりと笑ったが、私には何も言わなかった。
あいつは待合室をまっすぐ通り抜け、秘書に一言も話しかけることなく、直接Saikou氏のオフィスに入った。
最初、私は言葉を失った。そして席を飛び出し、秘書にその女性の身元を尋ねた。
秘書はしばらくの間黙っていたが、「Saikou氏のアポイントメントの詳細は極秘にしなければならない 」という一般的な決まり文句を言った。
しかし、思い当たることをすべて訊こうとはしなかった。
あの女性はいつからここに来ているのか、どのくらいの頻度で来ているのか、ここで何の用事があるのか。
しかし、秘書は石の壁のように動こうとしなかった。
このまま放っておくわけにはいかなかった。私は待合室を出て、近くの従業員に助けを求めた。
私の取り乱した様子を見て、従業員たちは助けようとしてくれたが……。
さっき通りかかった女性のことを尋ねると、彼らは……一瞬にして態度を変えた。
彼らはゆっくりと私から目をそらし、黙って仕事に戻った。
まるで私がそこにいなかったかのように、私を無視したのだ!そんな扱いを受けたのは小学生の時以来だ!
私は待合室に戻り、あの女がSaikou氏のオフィスから出てくるのを待ちながら、不安そうに行ったり来たりした。
このような出会いを何年も空想していた。
…彼女と再び話す機会があれば、彼女に言う言葉をひとつひとつリハーサルしてきた。
10年前の彼女の行為について、私がどう感じたかを正確に伝える準備は万端だった。
その時、秘書の声が聞こえた。
「Saikou社長が会議を始めたいそうです。」
私は困惑した。あの女はまだオフィスにいたのでは?なぜ秘書は私をそこに入れたのだろう?
私は混乱したが、あの女にもう一度会いたかった。
私はSaikou氏のオフィスのドアに近づいた。ドアノブを握る手が震えていたのを覚えている。
深呼吸をして、Saikou氏のオフィスのドアを開けた。
でも彼女はいなかった。
その部屋にはSaikou氏とその息子しかいなかった。
私は事務所に入り、あの女性はどこに隠れているのだろうと戸惑いながら辺りを見回したが、...彼女はどこにもいなかった。
西光氏は私に何を悩んでいるのかと尋ねたので、私は...私の心の内をそのまま話した。
「あの女だ!数分前にあなたのオフィスに入ってきた女性です!どこにいるんですか?いつ帰りましたか?」
しかしSaikou氏は何も答えなかった。彼はにやにや笑って、まるでこの状況を面白がっているかのようだった。
彼はいつものようにAkademiのことを話そうとしたが、私はそれどころではなかった。
私はその話題を手放したくなかったし、あの女性のことを聞き続けた。
Saikou氏はすぐに苛立ち、Akademiのことだけに話を留めるよう私に強く求めた。
Saikou氏は、礼儀正しくしていても、かなり……堂々としていることがあり、その瞬間から、私は怖くてそれ以上この問題を追及することができなくなった。
Saikou氏の息子は相変わらず黙って父の後ろに立っていた。
Saikou氏は、なぜ商談中に息子をそばに置いているのか、正確な理由を教えてくれなかった。
彼が父親の会社を継いだら、日常的にどのようなやりとりをすることになるのかを、息子に教えるためなのだろう。
年月が経つにつれ、私はSaikou氏の息子が少年から青年へと成長するのを見てきた。
しかし、彼の声を聞いた回数は片手で数えられるほどだ。
会議は終了した。私は最後にもう一度、あの女の話を持ち出そうとしたが…。Saikou氏は私の言葉を遮り、別れを告げた。
彼からは何も聞き出せないとわかっていたので、私はただ…その場を去った。
秘書をもう一度問い詰めたが…何もなかった。何も得られなかった。
近くの従業員にも話を聞こうとしたが、彼らは丁重に席を外した。
まるで、あいつはタブーで、誰も話すことを許されないかのようだった。
…あいつは単なる幻覚で、私が…私が夢でも見たかのような反応だった。
…違う! 違うんだ、想像しただけじゃなくて、見たんだ!
見たんだ!見たんだ!
目の端に映っただけではない、一瞬だけ垣間見たのでもない。でも…
…しかし、あの女がSaikou氏に何の用があるのだろう?彼はあいつに何を求めているのだろう?
なぜ秘書はあいつについて話さなかったのだろう?
あいつはどうやって彼のオフィスを出たのだろう?あの部屋から出る方法はひとつしかない!
意味がわからない!それは…それは…。
(深いため息)
…私はここで諦めない。
やめざるを得なくなるまで、答えを探し続けるつもりだ。
どれだけ学べるかわからないけど、でも…ここで終わるわけにはいかない。
やめるわけには…いかないんだ。

*校長のテープ7 [#e7b5c05c]
…15年だ。それだけの時が流れた。1…5年…。
15年間、全てが下降していくのを見守ってきた。その急降下から抜け出すことができなかった。15年間、終結することなく。正義もなく。
…もし…この仕事に就いていなかったら...私の人生はどうなっていただろう?おそらく今頃は妻がいただろう。子供もいる。でも…そんな余裕はない。アカデミに多くの時間を取られているからね。
たとえ家族がいたとしても、僕は彼らの生活の一部にはなれない。Akademiのことで忙しすぎるんだ。ひどい夫になるだろうね。ひどい父親になる。
私はこの学校のために、人生で最高の年月を犠牲にした。その見返りは?シワ...そしてストレスによる抜け毛。でっぷりと太った腹。もう鏡に映る自分が誰だかわからない。
確かに…私はお金を稼いだ。でも、使う時間もないのに、お金なんて何の役に立つのだろうか?何に使うのかさえわからない。趣味を持つほど暇じゃない!
…そうだな…ひとつだけ…趣味があるかな…。
私は自問した…「学校の校長であることに何の意味があるのか?他の誰も持っていないようなチャンスはあるのだろうか?」ひとつだけ思い浮かんだことがある。
何か…タブーだった。しかし、一度その考えが頭に浮かんだら、その考えを止めることは不可能だった。
結局、誘惑に抗う理由が見つからなかった。別に失うものがあるわけじゃない。私の人生がこれ以上悪くなるとも思えないし、だから…試してみたんだ。
それで、結果はどうなっただろうか。罪悪感もない。ほら…誰かを盗撮しても、その人には何の害もない。何の害もないじゃないか。
ビデオをネットにアップするとか、そういうことでもない。彼らの生活には何の影響もないんだから、カメラを数台置いて何が悪いんだ?
この際、捕まっても気にしない。実際、捕まるリスクがあるからこそ、少しスリリングなんだ。それに、仮にトラブルに巻き込まれたとしても…少なくとも、少しは物事を揺さぶることができる。
僕の人生はついに…変わる…何らかの形で。それだけで…私は幸せだ。Win-Winだ。
もっと早く気づけばよかった。

*校長のテープ8 [#od5378f4]
私がSaikou氏の前に座り、Akademiの近況報告をするときはいつも…彼に怒られると思っている。
Akademiの評判も入学者数も、私の努力にもかかわらず、30年近く右肩下がりだ。
Saikou氏には私を解雇する権利があるが、彼はそうしない。
実のところ、彼はAkademi全体に無関心なようだ。毎週のミーティングは形式的なもので、それ以上のものではない。
彼はAkademiのことなんかどうでもよくて、廃校にすればSaikouの印象が悪くなるからという理由でAkademiを存続させているような印象を受ける。
…あるいは、学校が行方不明の娘の記念碑のようなものになっているからかもしれない。彼は見かけによらず感傷的なのかもしれない。
Akademiの生徒数がこのまま減少し続ければ、来年は100人を下回るだろう。
この時点で、私が過去30年間何を試みても、この学校の評判を救えないことは明らかだ。
そこで、私はSaikou氏にある過激な提案をした。完全なリブランディングだ。
私の調査によると、Akademiの人気低下は、悪名高い難関入試と不必要に厳しい校則という評判に直結している。
私が一番避けたいのは、Akademiを愚か者や堕落者でいっぱいにすることだ。
しかし、抜本的な改革をしない限り、学校の評判が回復することはないだろう。
私はSaikou氏に、学校をより居心地の良い環境にするためのあらゆるリストを提示した。
制服のカスタマイズ、スマートフォンの持ち込み、恋愛関係、屋上への出入りなどなど。
入試の難易度を少し下げたり、学費を下げたりすることも提案した。
Saikou氏がどう反応するかは本当にわからなかった。一方ではAkademiに無関心なようだった。
その一方で、私はAkademiのすべてを根底から覆す提案をしていた。
私のプレゼンテーションが終わると、彼はしばらく黙って座っていた。彼が私の提案を深く考慮しているのか、それとも単に…まったく気にしていないのか、私にはよくわからなかった。
結局、彼は肩をすくめ、ただ「やってみろ 」と言った。
リブランディングが成功するかどうかはわからないが...久しぶりに...ワクワクした気分だ!何か楽しみなことがあるような!
ここ数十年の退屈さは...耐えがたいものになっていた...そして、このような大きな、思い切った変化は、私が単調さを解消するためにまさに必要としていたものだ!
この改革がどのような観客を呼び込むのか楽しみだ!
Akademiの物語に新たな1章が加わることを期待している!

*校長のテープ9 [#g1f5d042]
…ああ…。
…まあ…人生で最も奇妙な一日だった。
この30年間、私はSaikou氏と1000回以上会ってきた。今日、週1回のミーティングのために彼のオフィスに入ったとき、何かがとてもおかしいとすぐにわかった。
姿勢、表情、態度、すべてがまったく違っていたのだ。
椅子に腰を落とし、ぼんやりと壁を見つめている。
さらに重要なことは……過去30年間、私たちが会うたびに同席していた彼の息子の姿がなかったことだ。
「今日はIchiroさんは参加されないのですか」と私が尋ねると、彼は「もうその必要はない」とだけ答えた。
席に着くなり、私は彼に何かあったのかと尋ねた。彼は何も答えなかった。
部屋の重苦しい雰囲気に、話を進めようという気になれず、彼が話す気になるまで黙っていることにした。
結果的に、私はかなりの時間待つことになった。沈黙は15分ほど続いた。
ようやくSaikou氏が話し始めると、彼は突然、沖縄について語り始めた。
第2次世界大戦中の兵士としての経験について。17歳で戦場に志願し、爆弾が寮を直撃したこと。
瓦礫の下に何時間も埋もれ…死んだ友人の死体を見つめて過ごしたこと。彼は言った…目を閉じるたびに、まぶたの裏に…今でも死体が見えると。
70年以上前、瓦礫の下に埋もれた彼は誓った。友人を殺した世界を罰するために。
日本のナショナリズムを復活させ、大日本帝国を世界中を覆うまで拡大すると。
それが彼が会社を興した理由だ。だからこそ、彼は人生をかけて、世界が知る限り最大のコングロマリットを築き上げたのだ。
だからこそ彼は、地球上で最も裕福な男になるまで半世紀以上にわたって苦労を重ねたのだ。
それはすべて、戦争を引き起こすのに十分な権力...影響力...を築くためだった。
第2次世界大戦で日本と戦ったすべての国を完全に消滅させるまで、彼は全財産と資源をつぎ込むつもりだった。
…しかし、予想外のことが起こった。グローバリゼーションが日本文化を地球上に広めたのだ。
日本のかつての敵国は、今や日本と友好関係を築いている。日本食を食べ、日本のアニメを見、日本のビデオゲームをプレイしている。
Saikouの発明や技術革新がそのプロセスを加速させ、どの家庭にもサイコウの製品がある。
彼はもう戦争に行くモチベーションを見出すことができない…自分の…忠実な顧客を吹き飛ばすことになるとわかっているからだ。
彼は血で血を洗う軍事的勝利の舞台を整えることに全人生を捧げた...しかし、その過程で彼はうっかり、ゆっくりとした平和主義的文化的勝利を達成した。
第二次世界大戦中に引き金を引いたり、爆弾を発射したりした人たちはほとんど全員、死んでいるか高齢者になっていた。
彼は、歴史上の誰よりも多くのことを成し遂げたという誇りを感じるどころか、ただ死んだ友人を失望させたと感じた。
長い、とりとめのないスピーチが終わると...彼はぼんやりと壁を見つめていた。
なぜ彼が私にあれだけの(と読める)情報を打ち明けたのかはわからない。私のことを友人だと思っていたからではないだろう。
彼は私のことを…そう…このテープレコーダーと同じように思っていたのかもしれない。自分の考えを後腐れなく保存できる、ただの愚かな物体だ
沈黙が続いた後、彼は再び口を開いた。彼は言った。
「私はもうすぐ死ぬだろう。延命措置はとらない。私は明日でCEOを引退する。息子が後を継ぐ。今後は息子と会うことになる」
彼はそれ以上何も言わなかった……しかし、ミーティングが終わったことはわかった。彼と話をするのは…あるいは直接会うのは、おそらくこれが最後だろう。
次に「Saikouさん」と呼ぶときは、彼の息子と話すことになるだろう。
世界で最も有名な男…密かに世界征服を企むナショナリストで、半世紀にわたる恨みを抱いている…か。マスコミに言いたいところだが…少しの問題にもならないだろう。
マスコミの言動はすべてSaikou Corpがコントロールしている。
彼が私に打ち明けたことを私が世間に話したとしても、メディアは決して記事にしないだろうし…根拠のない噂か…陰謀論としてすぐに片付けられてしまうだろう。
そうだね。そういう意味では…彼は本当に世界を征服したんだと思う。

*校長のテープ10 [#aa6e5b20]
こんなことになるなんて、想像もしていなかった。
数日前、私のパソコンのあるディレクトリのスクリーンショットがメールで送られてきた。
誰がどうやってそんなことをやり遂げたのかわからないが、その人物はきっと…ある種の…トップクラスのコンピューター・ハッカーだったとしか思えない。
ハッカーは、私が要求に応じなければ、私がしてきたことを暴露すると脅した。
発覚して脅迫されることは、もう10年以上、私の最悪の恐怖だった。でもこの人物は、それが誰であれ、お金を要求しているのではない。
その代わり、Akademiにある一室の完全な所有権を求めている。
彼はこの部屋を1学期中占有するつもりで、どんな理由があっても邪魔をするなとはっきり言っている。
ハッカーがこの部屋で何をするつもりなのか見当もつかないが…断れる立場ではない。
いろいろ考えても、この状況は悪くなかった。
とんでもない大金を要求することもできただろうし…その代わりに彼らが求めているのは...部屋だ。
彼の要求は十分に無害に思えたし、適当な部屋が空いていたので、私は彼らの要求に応じることにした。
まあ…そもそも本当に選択肢があったわけでもないんだけどね。
彼らはまた、彼らが到着する前に、部屋の中にある特定の機器--コンピューターのモニターやハードディスク--があることを確認するよう私に頼んだ。
そういった備品はすでに余っていたから、問題なかった。
厄介だったのは、他の教員たちに、どんな理由があっても特定の部屋に入らないように……そして疑問を持たないように説得することだった。
私は長い時間をかけて熟考し、最終的には信じるに足る説得力のあるストーリーを思いついた。
正直に言うと、私はそれを少し誇りに思っている。
極度の広場恐怖症の 「特別支援学級の生徒」がアカデミ高校に入学を希望していることを教員に伝えた。
パニック発作の引き金になるからだ。
授業が行われているときは、教師が講義を録音し、その録音を授業の課題とともに1日1回、引きこもりの生徒にメールで送る。
その他、昼休みの食事など、生徒が必要とすることは私が個人的に対応する。
先生たちの中には、私の話が少し大ざっぱに聞こえるようで、詳しく聞きたいと言う人もいた。
彼らの質問は無害だったが、私は汗だくで、警察に尋問されているような気分だった。
結局、私は彼らを説得し、その話を信じてもらうことにした……そしてミーティングは、「精神的にハンディキャップを負った思春期の子供」にとてもよく対応してくれたと、教員たちが私を賞賛するところで終わった。はぁ...。
でも…私がしてきたことの中で最悪のことからは程遠い。
重要なのは結果だけだ。私たちは今、学生も教員も立ち入り禁止の部屋を手に入れた。
ハッカーは名前も年齢も性別さえも教えてくれなかった!
こんなつらい経験をさせられるなら、せめて黒幕が誰なのか知りたい!
ハッカーのために用意された部屋の外に隠しカメラを設置した。
今朝、出勤して録画をチェックしたら、赤いカツラをかぶった黒いシルエットのグラフィックに変わっていた。
「2度とするな」
メッセージは…はっきりと…届いた。
私はハッカーに、他に何か必要なものはないかと尋ねた…毎日の食事とか…そういう類のものだ。
ハッカーは私に、彼らのことは気にするなと言った…そして、ただいつものように自分の仕事をするようにと。
存在しないふりをしろ、とはっきり言われた。
ワンクリックで私のキャリアを終わらせることができるのに、彼のことを頭から消し去るのは…不可能に近い。
私の服の下をぬるぬるした生き物が這っているような気がして…歯を食いしばって耐えるしかない。
そしてまた…私は本当に文句を言う権利がない…おそらくこれは単に…私の行動に対する…因果応報なのだ。
この小さな…「セラピー・セッション」がカセットテープに限られていたのはとても幸運だった。
もし私がデジタル録音をしていたら、ハッカーは今頃、非常に危険な情報をたくさん持っていただろう。
とはいえ…このテープを手元に置いておくのはもう安心できない。あまりに荷が重すぎる。
処分すべきだけど…とても残念だ。
30年分の私の心の奥底の思いが、ただ…捨てられる。ゴミのように。
自分の記憶を消しているような気がして…。
いつか壊してしまうのなら、何を記録する意味があるのだろう?
私の人生には、自分の不安を安心して打ち明けられるような人はいなかった。
このテープレコーダーは、まるで…親しい友人のように…私の深い秘密を託すことができた。
このテープは処分しなければならないのはわかっている。でも…何日か…残しておこうかな…。
最後にもう一度聴いて…どこで間違ったのか考えてみよう…。
そして別れを告げたら処分する…でも…。
ひとつだけ…もう別れを覚悟しているテープがある…。
最近作った…Saikou氏のテープだ。
あのような録音が存在するのは、あまりにも危険すぎる…。
あれは…すぐに破棄しなければならない…。
#endregion
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